分野別ソリューション
マイクロプレート吸光分光光度計
「研究及び分析機器・装置」の一例として「マイクロプレート吸光分光光度計」を紹介します。
この装置は、マイクロプレートの 6・12・24・48・96 well、384・1536 well に対応した、200nm~1000nm の任意の波長で測定可能な「マイクロプレート吸光分光光度計」です。計測に用いるビームを細くすることで 1536well のプレートを読み取ることが出来ます。
また、X-Y 駆動機構を細かく移動することによってプレート全体をスキャンし、吸光度を画像として取り込むことも可能です。
プレートの攪拌機能、加温機能も有しています。
以下にこの機器を構成するユニット例を示します。

X-Y駆動機構
マイクロプレートの各ウェルの吸光度を測定するために、所定のウェルが測定位置に来るよう、X(左右)方向、Y(前後)方向に動かせる機構です。

制御基板
接続したコンピューターと通信を行うと共に機器の動作や測定を制御します。

モノクロメータ
回折格子を用いを用いた、任意の波長で測定できるようにするための光学ユニットです。
光源は、Xeランプ、ハロゲンランプ、重水素ランプ等を使用します。

電源基板
機器に必要な各種の電圧、電流を発生、制御、供給します。

フォーカス機構
波長によってレンズや液体の屈折率が変化するために、測定する波長に応じて焦点位置を制御し計測に用いるビーム形状を最適な状態に維持します。